オーディオブックについてつらつらと。

オーディオブック(audiobook l audio book)とは、本の内容を朗読したものを録音した音声コンテンツ。日本国内においては、あまり馴染みがないかもしれないが、カセットブック・カセットブック文庫、CDブックなどとしてこれまでにも流通していた。

近年ではネット環境の浸透によりダウンロード販売なども行われている。

様々な音声コンテンツが存在する中、このオーディオブックに更なる飛躍を期待したいのだが、果たしてどうなりますやら？

音声コンテンツとして最も流通しているのは恐らく音楽の納められたCDなのではなかろうか。最近ではダウンロード販売に押されている感も否めませんが、収録している媒体の垣根を取っ払えば音楽というコンテンツが最も売り買いされているだろう。

つまり、現在も尚、オーディオブックはマイノリティ。ロングテールの尻尾の方。

しかし、本を朗読してあるオーディオブックは、その存在と利便性に気付くことができれば、もっともっと利用者さんは増えるのではなかろうか。

とはいえ、音声コンテンツを利用できる環境にある方というのは限られている。片手間に流し聴きでも楽しめる音楽と違い、オーディオブックはその朗読にある程度耳を傾けなければその内容は頭に入ってこない。ながら聴きであったとしても、それなりに耳を傾けなければいけないのだから、車の運転中などは危険。

ちなみにわたくしの音声コンテンツ利用機会は睡眠前。床についてイヤフォンをハメて、目をつむって堕ち眠までの時間。

なので、結構な確率で途中までしか覚えていない。

覚えていないっていうか、どこまで聴いたのかよく判らないことが大半。

それでも、繰り返し何度も聴くことが多いので、どこまで聴いたの…どこから聴いてないの…などはあまり気にせずざっくり再生ポイントを決めています。

ただね、そんな聴き方のせいか、あまり内容が頭に残らない（笑）

なので、本当に頭に残したいコンテンツを聴く場合は、散歩やジョギングなどのついでに聴く方がいいのかも。いや、本気で頭に残すなら、その朗読の素になった本を読みながら聴くのが一番か。


読書をするための時間を確保できる方にとっては、本気で頭に内容を残したい場合、オーディオブックを併用するのは効果的ではないでしょうか。

読書のために時間を確保できない方にとっても、一回読んで終わり…ということにならなければ、オーディオブックを手に入れる値打ちはあるかと。

啓発本であれ、ビジネス本であれ、小説などの文学であれ、何度もなんども繰り返し読み込まれるタイプの方にはオーディオブックは強い味方になってくれそう。

音楽の収録されているコンテンツなどは繰り返し楽しむことが前提だったりしますもんね。

オーディオブックを購入される場合も、繰り返し聴くことを前提とするのは自然な流れといえそう。

と思ったのですが、最近では定額制の聴き放題というサービスもあるんですね。Amazonさん、さすがです。

→ 月額制聴き放題：Audible(オーディブル)


通販でおなじみのAmazonさん、月額1500円で聴き放題というオーディオブックサービスを始めておられました。

しかも、サービスに登録を始めた最初の一ヶ月（プライム会員さんはなんと三ヶ月！）が無料でお試しが出来る。

オーディオブックがどういったものなのか？という段階の方にとっても無料でまず試せる…というのはなかなか心強い。

こういった初月無料という場合、二ヶ月目に突入する前にキチンと継続するかどうか？を考えないと、払いたくない代金が引き落とされることになりますから、自己責任でご対応願います。



通販でおなじみのAmazonさんがこういったサービスを提供してくださることで、聞きなれなかったオーディオブックというコンテンツが身近になることでしょう。

もちろん、ネット上のコンテンツというのは利用者本人が自ら手を伸ばさない限り手に入れることは難しい。

そんなオンライン上の大手通販サイトが手を差し伸べてくれたのですから、撤退されない程度に利用者さんが触れることを願ってやみません。

まだまだ馴染みの薄いコンテンツですから、もっともっと情報発信してくださる方にも増えてもらいたいところです。

以前にもここでお話しさせていただきました電子書籍の感想文をもっと皆さん描きましょうよ！的な、まだまだ盛り上がりに欠けている部分も気になるところ。

ネット上で売り買いされるコンテンツですから、ネット上での口コミが影響を及ぼすのは間違いない。


繰り返し聴く場合ももちろんですが、定額制聴き放題サービスがありますので、取っ替え引っ替えあれこれ楽しみたい方にとっても利用しやすくなってきたオーディオブック。

普及率もそこそこ頭打ちとなってきたお手持ちのスマートフォンにオーディオブックをダウンロードすれば、場所を限定されることなく様々なシチュエーションで楽しむこともできる。

本を読むことと比べますとその敷居は随分低くなったことでしょう。

まだオーディオブックを利用されたことのない方は、Amazonさんの提供されるオーディブルのサイトに興味のある本がないか？チェックしてみてほしい。

→ 月額制聴き放題：Audible(オーディブル)

すでにオーディオブックを利用されておられる方は、ますますディープに楽しんでいただき、そして、その楽しみ方をシェアしていただきたい。

どんなジャンルでもそうですが、供給する側の盛り上がりのみならず、そのコンテンツを利用する側のレスポンスも巧く噛み合うことが重要なわけですね。