電子書籍のデメリットのひとつとして、立ち読みが出来ないのでは?という点がある。このデメリットに対して電子書籍販売サイトさんの方でも、一部タダ読み可能…という形で対処されておられますが、これだけでは不充分という方もいらっしゃることでしょう。
そこで、おひとつご提案。
充分な立ち読みがしずらい電子書籍のデメリットを解消する手段のひとつを考えてみます。
電子書籍の購入にあたり、その内容についてある程度予備知識があれば躊躇なく購入に至ることでしょう。
しかし、毎度毎度のご購入であらかじめ内容に興味があるとも限らない。
ましてやマンガともなると、そのエズラに対する趣味主観は別れるところ。
電子書籍を手にしようとされておられるあなたであれば、ある程度、インターネットをご利用されておられることと思います。
ばらば、その点をもう一歩踏み込んでみられてはいかがでしょう?
電書サイトでは、作品ごとのページにレビューが記されている場合もあります。しかし、そういったページに記されたレビューというのは賛否両論。なかなか判断材料としては決定打に欠ける場合もある。
となると、今、欲している本に対する評論を検索してみましょうではありませんか。
と、言ったものの、この行動を取り始めて間もないうちは、なかなか参考になる意見を見つけることは困難であります。
そこで、もう一つ加えて試して欲しいのが、あなたが気に入った本、気に入らなかった本、その両方を検索して、その両方であなたと意見の合う書評をされておられるレビューアーさんを見つける事。
電子書籍の作品に記されているレビューでは、様々な方の意見が盛り込まれております。これはこれで、ありがたい事ではあるのですが、それらの意見があなた自身に対して当てはまるかどうか?という点が重要になってきます。
そこで、あなたと趣味趣向が似通っている方の意見を見つけるのです。
これまでに何十冊、何百冊と本を読まれてこられている方であれば、この作者の文面は読みやすく、理解しやすいから好きなんよね…という判断基準をお持ちの方もいらっしゃる事でしょう。
逆に、この作者のこの作品は全く面白くなかった…最後まで読み切れなかった…なんていう事もなくはない。
その積み重ねがあなたの杓子定規となり、これから手に取る作品の判断材料となっていくわけです。
で、自分が好きだった作品、作者、ジャンルなどなど…広い世の中には気の合うセンスをお持ちの方も少なからずいらっしゃるかもしれない。
例えばこちら…
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ブクログ
↑こちらのブクログさんは、SNS的な機能も併せ持つ書評の集まるサイトとなっています。
ブクログさんにアカウントを持ちますと、自分が読んだ本を登録することで、過去に購入済みを本を管理することもできるようになり、便利な一面も併せ持っています。
こういった読書好きの集まる場所に出入りするようにしていくことで、自分の琴線に似たレビュアーさんに出逢える可能性は膨らみます。
自分が読んだことのある本をこちらで検索して、自分と同じような感想を書き込まれておられる方を片っ端からチェック。
検索した本以外にどういった本を手にされておられ、どのような感想を持たれたのか?チェックを繰り返すことで、趣味趣向の似通った方を見つけられるかもしれません。
まぁ、全く同じ趣味ってケースは稀でしょうから、ある程度の許容を持ち、複数の方をチェックするようにしておけば、新たに興味を持てる本を見つけ出すこともできるかもしれません。
このブクログさん、SNS的な機能も持ち合わせていますから、書評を書かれた方のプロフィールなんぞも拝見できたりします。
気に入った書評を書かれた方を見つけられたなら、ぜひプロフィールにも足を運んでいただきたい。
すると、中にはツイッターやブログを連携させておられる方も少なからずいらっしゃります。
で、もしも、そのレビューの気に入った方が、ブログでアマゾンアソシエイトをはじめとするアフィリエイト機能を利用されておられたなら、是非、そのリンクから販売サイトへと飛んでいただきたい。
自分の趣味に合う書評を書かれておられる方に出逢えた奇跡。
実際に訪問する書店にて、その同じ事が起きるかどうか?を考えますと、オンライン上で出逢えるケースよりも可能性は低いと思われます。
もし仮に、すでに、実店舗の書店にアテにできる店員さんとお知り合いになっておられるのだとしたら、それはもう、一生モノのお付き合いをすべき出逢いだと思います。
それだけ難しい出逢いの可能性をオンライン上であれば、もう少し膨らませる事ができるのではないでしょうか?
そして、そんな素敵な出逢いが見つかったのなら、その書評家さんを自分の中で、オンライン上の書店員さんと捉え、アフィリエイトリンクをクリックして購入してあげて欲しいわけです。
世間では、まだまだアフィリエイトに対してネガティブなご意見をお持ちの方も少なくないようです。
しかし、そんなに悪い事でもないでしょう?って思うんです。
そりゃね、お金の絡む事ですから、多少の感情が揺さぶられる部分もあるかもしれません。
それに、共感できる書評をアテにしての購入済みであれば、その書評に対しての評価が金銭という形になることも悪くはない。ってか、書評された方も嬉しいでしょう。
確かにね、副業が禁止されておられる環境にあり、アフィリエイトをされておられるなどの事情があればまた話は違ってきますが、意見を参考にさせてもらう側がそんな裏事情を気にする方が考え過ぎだと思います。
次の書評に期待をする気持ちの現れとして、報酬の発生するリンクを経由してのお買い物。お支払いする代金に変化はないのですから、こんな素敵な仕組みはないと思います。
こんな素敵な仕組みも、ズル賢く利用される輩も少なくないようではありますが、今回のように、アテにできる書評の先にある報酬発生の仕組みであれば、ドンドン活用すべきだと思うんです。
そうやって、書評を書かれた方の元にも報酬が生まれるのであれば、その書評家さんは、また新たに書評を書く原動力のひとつとなることでしょう。
そうなれば、良い循環が生まれます。
なんなら、やがてあなたも、その仕組みでを活用する日がやってくるかも。
なんだかね、すでにアフィリエイトという仕組みを利用しているわたくしの言い訳チックなお話となってしまった感も否めませんが(笑)知らぬ間にかすめ取っていくような手法を使っていない分にはこんな仕組みもありでしょう?ってことです。
現段階で、どれほどの方が書評経由で生業として成り立っておられるのか?定かではありませんが、そういった方が現れても不思議ではないでしょう。
何でもかんでも褒めちぎるマスメディアとは違い、個人が運営しているウェブサイトだからこそ、反対意見を拝むこともできるのではないでしょうか?
(訴訟をも恐れぬ勇猛果敢な週刊誌辺りでスクープと称して叩き出した際には右に習えで便乗しているケースもありますが、多くのコンテンツや番組を抱える会社単位で考えれば、スポンサーはもちろんの事、プロダクションなどとのつながりやシガラミもあって、ナカナカ否定的な意見を打ち出せないのは大きな組織故の現実と言ったところでしょう)
まぁ、わたくし場合は意見がネガティブになる際はハナから書かない…って事にしていますが(笑)
そんな仕組みを利用している・していないに関わらず、立ち読みがしにくい電子書籍の現状…
せっかくインターネットと背中合わせの電子書籍だからこそ、書評をオンライン上に求めてみるのもひとつの手段だと思います。
但し、一歩間違えると底無し沼にはまったような錯覚に陥りますのでご注意を。